「認知のチカラ トレーニング」に関する当社団の考え方

 
当社団が提供する「認知のチカラ トレーニング」についての基本的な考え方をご説明します。
(以下、面倒な文章が続きますので、ご興味がない方はお読みいただくには及びません。)
 
  1. これまでの「認知トレーニング」と称するものはどこが足りないか。
(1)まず、科学的な有効性の根拠が不明なものがほとんどであると考えます。
いうまでもなく、トレーニングは効果がないといけません。
「認知トレーニング」も例外ではありません。
ところが、私どもが見る限り「認知トレーニング」の有効性を示したものはほとんど見当たりません。
有効性を示すためなのかもしれませんが、監修者などに大学の研究者が名を連ねていることが多く見受けられますが、これは権威付けに基づく効果を狙ったもので有効性とは全く関係がありません。
トレーニングの有効性を示すには、そのトレーニングを用いて実施した実験のデータを提示するか、実験結果をまとめた論文などの文献を提示する必要があります。
ところが、「認知トレーニング」と称するものにそれらが提示されたことは、少なくとも私どもが確認したかぎり見たことがありません。
当社団の「認知のチカラ トレーニング」では、当社団が収集したデータを含め、その他の関連する文献など有効性を示す文献を提示します
 
(2)利用者へのフィードバックがない。
どのようなトレーニングでも継続して行うことが大事です。
その時に重要なことは、フィードバックです。
フィードバックが何もない状態でトレーニングを継続することは、トレーニングの有効性が確認されないことを意味し、また、飽きてくるので継続も困難になります。
「認知トレーニング」と称するものは、書店で販売されている書籍やYouTubeでの配信が多いようですが、トレーニング結果の確認はどのようにしているのでしょうか。
さらにいえば、トレーニングの効果に対する責任をどのように負うのでしょうか。
当社団の「認知のチカラ トレーニング」では、継続してトレーニングを行っていただき、その間利用者と当社団がつながっていることにより、データ分析に基づくアドバイスという形でトレーニング結果をフィードバックします
このように、当社団は最後までトレーニングの効果に対する責任をもちます
 
(3)3次元の空間的な表示を利用したトレーニングができない。
書籍はもちろん、ネットで公開されているトレーニングは、ほとんどが平面に印刷されているか2次元で表示されています。
ところが、認知機能のトレーニングの中には、空間認知や空間認識も含まれます。
このような認知機能の訓練を行うのに2次元で表示されるトレーニングは適しません。
「認知のチカラ トレーニング」はほとんどが3次元表示のトレーニングです。
つまり、皆さん方のスマホで「認知のチカラ トレーニング」を利用すると、3次元で表示された画面が現れます。
この3次元の中でいろいろなトレーニングを行っていただきます
 
  1. 当社団の「認知のチカラ トレーニング」はどこが優れているのか。
(1)他の類似のトレーニングと違い、効果に関する確かな根拠を示す。
監修者による権威付けに基づくトレーニングではなく、科学的に確かな根拠を提示します
当社団が収集したデータや他の関連文献を用いて根拠とします。
もし文献が難解である場合や英文の文献であるには、やさしい解説を添付します。
 
(2)トレーニングメニューの更新速度が2週間と速い。
「認知のチカラ トレーニング」では、トレーニングメニューを何種類か用意し、利用者に選択していただきます。
そのトレーニングメニューは2週間で入れ替えます
次の2週間のトレーニングメニューは、前の2週間のトレーニングメニューで訓練した認知機能とは(一部分重複しますが)異なる認知機能を訓練するものになります。
したがって、利用者には2週間分のトレーニングメニュー+アドバイスに対して利用料金をお支払いいただく形になります
 
(3)3次元表示によるトレーニングの提供。
「認知のチカラ トレーニング」はほとんどが3次元表示の画面で表示されます。
世の中の「認知トレーニング」はほぼすべてが、2次元で印刷されたり、2次元表示の画面でトレーニングを行うようになっていると思います。
しかし、3次元の空間表示にした方が、2次元の平面表示より認識が広がりますし、なにより、空間認知機能のトレーニングは2次元表示では不可能です。
そこで、「認知のチカラ トレーニング」は基本的に3次元表示でご提供します
 
(4)AIによるアドバイスを受けることができる。(予定)
現在のところ実現に至ってはいませんが、ChatGPTなどを利用してアドバイスを作成することを考えておりますが、少しお時間を頂戴したいと思います。
 
  1. 「認知のチカラ トレーニング」の特徴
特徴1 ネイティブアプリではなくウェブアプリの形で提供
ちょっと専門的な話になりますががまんしてご覧ください。ご興味がない方はとばしてくださって結構です。)
皆さま方の中にはスマホにアプリをインストールしたことがある方がいらっしゃると思いますが、インストールして使うアプリをネイティブアプリといいます。詳しいことは省くことにして、このネイティブアプリは動作が速くて便利なのですが、いくつか欠点があります。
まず、ネイティブアプリを使うためには、グーグルプレイやアップルストアからダウンロードしなければいけませんが、慣れていない人にはめんどうですよね。これが第一の欠点です。
それから、アプリをインストールするということは、そのアプリがあなたのスマホの中に「入る」ことです。これって、だれが作ったかわからないものが自分のスマホの中に入るわけで、不安ですよね。もっとも、グーグルプレイやアップルストアでは審査がありますから、変なアプリはないと思いますが、「ひょっとしたら?」という不安は残ります。これが第二の欠点です。
そこで、当社団の「認知のチカラ トレーニング」はネイティブアプリではなくて、ウェブアプリで提供することにしました。ウェブアプリはダウンロードする必要はありません。ブラウザでアプリのURL(アドレス)にアクセスするだけで使えます。これで安心ですね。
ただし将来、カメラなどのスマホ固有の機能を使わなければいけないアプリを提供するときにはネイティブアプリで提供することになると思いますが、当面はありません。
 
特徴2 トレーニングデータの収集
世の中にはいわゆる「認知トレーニング」と称するものがあふれています。
皆様方の中にもご利用になった方がいらっしゃると思います。
でも不思議に思いませんか?
「認知トレーニング」をやって効果がありましたか?
そもそも、トレーニングの効果はどのようにして判断するのでしょうか。
はっきりお答えできる方はいらっしゃらないと思います。
なぜなら、これまでの「認知トレーニング」ではトレーニングのデータをとっていないからです。
やりっぱなしということです。
トレーニングの効果をみるにはデータが必要ですね。
そのデータをとらないでどうして効果がわかるのでしょうか。
当社団の「認知のチカラ トレーニング」は、きちんとトレーニングデータがとれる仕組みになっています
データに基づいた効果判断、それに加えてアドバイスの提供
これがこれまでの「認知トレーニング」にはないユニークな点です。
 
特徴3 収集データに基づくアドバイス
トレーニングデータの分析に基づいたアドバイス、これはとても大事です。
「認知のチカラ トレーニング」ではデータに基づいたアドバイスを提供します。
皆様方のなかには、他人と比べて自分の認知機能がおとろえたと悩む人がいるかもしれませんが、他人と比べることには意味がありません。
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べることに意味があるのです
その意味で、「認知のチカラ トレーニング」では、継続的にデータを収集することによって、「過去の自分」と「今の自分」を比べることができます。
「過去の自分」と比べて「今の自分」がどのくらい進歩したか、衰えていないかをみることができるのです。
 
特徴4 トレーニングメニューの更新速度が速い
認知トレーニングにかかわらずどんなトレーニングでも、反復・継続してやらないと効果はありません。
したがって、当社団の「認知のチカラ トレーニング」でも反復・継続してトレーニングできるように様々なトレーニングメニューを用意しています。
しかし、だれでも長くトレーニングを続けるのは苦手ですよね。
そこで、当社団の「認知のチカラ トレーニング」は、長くトレーニングを続けても飽きないように、トレーニングメニューを更新するペースを速くしました。
つまり、トレーニングメニューを2週間で入れ替えます
したがって、「認知のチカラ トレーニング」を利用される方は、2週間に数回はトレーニングをやっていただき、メニューの入れ替え後は新しいメニューでトレーニングを続けていただくことになります。
このように、トレーニングメニューをひんぱんに入れ替えることで、飽きないで色々なメニューを体験していただくことが可能になります。
 
特徴5 利用者一人ひとりの認知機能の状態に応じたトレーニングメニューの提供(予定)
特徴3で、「過去の自分」と「今の自分」を比べることの重要さについてお話ししました。
トレーニングによって進歩する自分は過去から連続した存在といえます。
したがって、「今の自分」を過去から連続したものとして見ることが大事であり、利用者一人ひとりが異なった認知機能の状態にあるといえます。
そこで、利用者一人ひとりに対応したトレーニングメニューを提供する必要が出てきます。
現在のところ実現に至ってはいませんが、利用者一人ひとりの認知機能の状態に応じたトレーニングメニューの提供を考えておりますが、少しお時間を頂戴したいと思います。
 
 
 
 

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